政府は24日、令和8(2026年)度の診療報酬改定について全体で2.22%引き上げることを決めた。医師や看護師等の賃上げ分などの本体部分を3.09%引き上げる一方で、薬価を0.86%、材料価格を0.01%それぞれ引き下げる。
同日の財務大臣と厚生労働大臣折衝で合意した格好。3.09%(令和8年度+2.41%と9年度+3.77%の平均)の内訳は、賃上げ分+1.70%、物価対応分+0.76%、食費・光熱水費分+0.09%、経営環境悪化に対する緊急対応分+0.44%、後発品や長期処方・リフィル処方への取り組み強化等の効率化▲0.15%、その他+0.25%と説明されている。本体の引き上げ率は前回令和6年度の0.88%から大きく上回る。
薬価の▲0.86%は国費▲1052億円程度、材料価格の▲0.01%は国費11億円程度の見込み。前回は薬価が▲0.97%(国費▲1200億円程度)、材料価格が▲0.02%(国費▲20億円程度)だった。
資料:令和8年度診療報酬改定について
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001620952.pdf
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