全国44大学の薬学部を対象に実施した薬学教育における臨床感染症の教育状況に関するアンケート調査の結果、感染症の臨床経験がある教員のいる大学は6割超であることが明らかになった。講義時間の不足や専門医の不足などが課題として挙げられており、各大学の教育状況や教育資源にバラツキが見られる現状が浮かび上がった。
調査結果は、2022年度の薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書の原案で公表されたもの。薬剤師は院内や地域の感染制御チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(ASP)活動を担う医療チームの重要な一員であり、薬剤師の薬剤耐性(AMR)・臨床感染症の教育を行う必要性は増している。
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