◆「小学生のためのお仕事キャラクター大百科」という本がある。1年ほど前に発売されたもので、世の中にある123種類の職業を紹介し、それぞれどのような仕事かについて、小学生向けに分かりやすく解説した真面目な書だ
◆もちろん薬剤師の項目も設けられている。「薬の専門家として、お医者さんが書いた処方せんに従い、薬を調合する仕事」と説明した上で、将来薬剤師になるのであれば、「患者さんに飲み方や副作用の説明をするのも忘れちゃいけないよ」と釘を刺している
◆これだけなら何ら支障はないのだが、問題なのは薬剤師になるには特別の資格が必要ないと記載されていること。同じ見開きページには獣医師が紹介され、資格を得るための国家試験があると明記されているのとは雲泥の差である
◆子供たちに社会の仕組みを平易に教えることは大切だが、教育的色彩を持たせた本だけに、記述内容にはもっと注意を払ってほしい。しかしそれ以上に、薬剤師が国家資格でないと思っている人がいることに愕然とさせられた。
薬剤師は国家資格でない!?
2006年11月27日 (月)
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