◆感染症発生動向調査によると、今年の16週(4月16022日)の全国約3000カ所の小児科定点医療機関からの麻しん報告数は71で、前週の報告数34を大きく上回った。さらに、一昨年と昨年の報告数の最大値(ともに41)をも大幅に上回っている
◆特に報告件数が多いのが関東地方。東京や埼玉での報告数は14、千葉11、神奈川10など南関東での報告が軒並み多い。また今回は、過去の流行と比べ、10代や20代での発病者が多いのも特徴の一つ
◆今年第1週以降の累積患者報告数は282件だ。従来、患者は001歳児の発症者の割合は60%程度だが、今年は43・3%まで低下。代わって10014歳が30・1%に増加するなど、比較的年長者での報告割合が多くなっている
◆都内のある大学では19日まで全学休講の措置がとられるなどの動きも報じられた。予防接種が任意接種に代わった年代で、接種率が低いことが問題となっている。流行のピークは6月頃までだという。まだまだ注意を怠ってはならない。
麻しんに注意
2007年05月16日 (水)
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