◆東京都は今春のスギ・ヒノキ科花粉の観測結果をまとめたが、都内12の観測地点における飛散花粉数は、過去10年の平均と比べ4割だった。しかし昨年春との比較では、12地点の平均では約1・8倍であり、各地点別では1・3倍から2・9倍となっている
◆この理由としては、主としてスギの花芽が成長する昨夏の日射量が少なかったために、今春の花芽の量が少なめだったとされている。スギ花粉については観測地点での飛散がなくなり、ヒノキも非常に少なくなっていることから“終息宣言”といっていいだろう
◆例年、花粉症に悩んでいる人で、今シーズンはあまり症状がひどくならなかったと実感している人も多いのではないか。実際にドラッグストア店頭でも花粉症関連品は“期待”に反して伸び悩んだ
◆これから夏にかけては、イネ科花粉の飛散数が増加してくる。そして秋にかけてはブタクサ属、ヨモギ属などの草木の花粉が飛散する。花粉に敏感な人は春を乗り切って「ホッ」としているところだが、交差反応もあり得るから、引き続き他の花粉の飛散動向にも注意が必要のようだ。
そろそろイネ科花粉が
2007年05月30日 (水)
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