エーザイは、抗癌剤「レンバチニブ(一般名)」の甲状腺癌適応でのグローバル承認を取得し、他の癌種でも開発を進め、製品最大化を目指す。世界的に開発競争が進む非小細胞肺癌では、単剤療法で第II相試験を実施中。今後は他社提携を視野に、癌免疫療法剤である抗PD‐1抗体などとの併用療法を検討する方針。
レンバチニブは、自社創製の新規結合型選択的チロシンキナーゼ阻害剤。VEGF、PDGFR、RET、FGFR、KITと五つの受容体チロシンキナーゼファミリーを選択的に阻害するのが特徴。6月には、甲状腺癌適応で世界に先駆け、国内承認申請を果たした。
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