【新製品】画像認識の特許技術を活用したスピーディーな薬剤監査機開発 メディポリ、チームラボ

2014年11月17日 (月)
薬剤監査機「ダブルチェック」

薬剤監査機「ダブルチェック」

 医療系システム構築・ITソリューションのメディポリ(福岡市南区)と、デジタル領域を中心に事業を展開するチームラボ(東京文京区)の両社は、共同開発による独創的な画像認識技術(特許取得済み)を導入した、小型で高機能の薬剤監査機「ダブルチェック」の発売を開始した。薬剤のヒートシール裏面を一瞬で監査でき、音声機能も搭載。置き場所を選ばないコンパクトサイズで、低コストも実現し、薬局薬剤師の業務を強力にサポートする。

 薬局の規模を問わず、リスクマネジメントは薬局経営の重要な課題となっているが、中小規模店ではコスト面からもシステム導入は手を出しにくく、複数薬剤師によるチェックも難しい現実がある。

 こうした薬局現場の抱える課題を解決すべく、メディポリ、チームラボの両社共同開発により生まれたのが、薬剤監査機「ダブルチェック」で、使いやすさや作業のしやすさなどを、開発段階から薬剤師と共に考えてきた。

 まず注目されるのが、独自開発の特許取得済み画像認識技術で薬剤を瞬時に監査する点。使い方も簡単で、監査台に薬を置く(かざす)だけ。バーコードリーダーに近い速さでの読み取りを実現し、薬剤を手に持ってから1秒以内で監査が終了するので、投薬業務の流れを妨げない。専用トレイに入れる手間も不要。

 薬剤の置き方や向きの指定など、煩雑な操作もいらない。薬剤のヒートシールの裏面であれば、360度あらゆる角度でも対応し、輪ゴムが付いていても読み取りが可能。音声機能を搭載しており、監査した薬剤を音声で告知するので、見る・聞くの両方で確認できる。

 自動監査の後は錠数を入力して、監査した薬剤のピッキング履歴をプリントアウトする。その場でメーカー名、薬剤名、容量・数量が記録されたレシート(監査記録)が2枚(店舗保存用、患者用)発行され、最新の3カ月分の履歴が同機にデータ保存されるので、確認時の対応にも役立つ。

 調剤台の上にも置けるコンパクトサイズ(幅21cm×高さ45cm×奥行29cm、重量5.8kg)なので、狭い調剤室でも場所を選ばず設置できる。AC電源で、消費電力は待機時40W、最大90W(営業時間に合わせて電源の自動オン・オフ設定も可能)。高機能・高コストパフォーマンスの特徴も注目される(プリンターは市販のレシート用の小型プリンターを利用)

 販売窓口はメディポリで、詳細は同社ホームページ(http://product.medical-polygon.jp/)。なお、今月23、24の両日に長崎県で開催される第76回九州山口薬学大会での企業展示で「ダブルチェック」を紹介し、デモを行う予定。



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