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「独学よりも必要なことは授業で教えて欲しい」

2007年11月28日 (水)

◆このほど発表された東京大学研究グループの調査によると、大学生の4人に1人は「自分で学ぶよりも、必要なことは全て授業で教えてほしい」と要望していることが分かった。調査は、今年1月、4月、6月の3回にわたって、全国の国公私立大学127校を対象に実施されたもの。4万5000人の学生から回答を得た
◆意味があった授業として挙げられたのは「教養・共通教育」が44%、「専門教育」59%で、その内容については複数回答で「学問の基礎を教えてくれた」55%、「実践的な知識や技能」50%が上位を占めた。「最先端の研究成果」はわずか14%に過ぎず、最先端の研究よりも学問の基礎を重視していることが判明した
◆従来の大学生像は、高度な専門知識を自ら取得するというイメージが強かったが、受身の傾向が色濃くなっていることに大きな危惧を抱かせる。自ら学問の意義や必要性を見出す意欲がなければ、大学の研究そのものが停滞してしまうからだ
◆この傾向は、医学・薬学も例外ではない。だが、少なくとも人の命を預かる学部に所属する学生には、もっと積極的に学問にチャレンジする姿勢を見せてほしい。



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