◆昨年1年間の刑法認知件数が前年を上回って20年ぶりに増加に転じた。コロナ対策である行動制限の緩和が関係しているようだが、耳を疑いたくなる事件が多発している昨今では、治安が良いとされる日本社会の土台が揺らぐことを懸念する人は少なくないだろう
◆薬物関連でも、若年層を中心に大麻事犯の検挙人数が過去最多を更新している。歯止めをかけるため、国は「使用罪」創設などを盛り込んだ大麻取締法改正案を今通常国会に提出する予定だが、具体的な時期は明示していないままだ
◆抗てんかん薬など大麻由来医薬品の製造や使用を認めることも含まれており、てんかんの国内患者数は約100万人と症状に苦しむ人は多い。突発的発作で交通事故を引き起こし、不幸な被害者と加害者を生み出し続けている現状を放置してはならない
◆法改正の早期実現に向けた要望書を提出してきた患者や家族がかける期待は大きく、実現すれば光明となるだろう。国は内容の調整を急ぎ、症状に悩む人に新たな道を開いてほしい。
昨年の刑法認知件数が前年度を上回り20年ぶりの増加
2023年02月06日 (月)
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