4年ぶり現地開催

南雅文組織委員長
日本薬学会第143年会が3月25~28の4日間、「ファーマサイエンス:つながる・つきぬける」をテーマに、札幌市の北海道大学とオンラインのハイブリッド形式で開かれる。4年ぶりの現地開催となる今年会は、幅広い学問分野からなる薬学の強みを生かし、各領域の研究者が“つながる”ことで新たな創薬へのブレークスルーを目指す。新たに「次世代薬学アジアシンポジウム」を企画し、国際交流促進への呼び水としたい考えだ。懇親会も開催予定で、久しぶりに各分野の研究者が一堂に会して交流する機会となりそうだ。南雅文組織委員長(北海道大学大学院薬学研究院薬理学研究室教授)は、「4年ぶりの現地開催には大きな意義があると思っている。学会としてサイエンスを追究する年会にしたい」と話している。
今回の年会では、特別講演とシンポジウムで構成する領域融合セッションを「目玉企画」に位置づけている。「痛み・痒みに関わる受容体・チャネル・酵素」「抗体医薬・免疫」「核酸・DDS・ワクチン」の三つのテーマについて、関連するポスター発表も含めて同じ会場で異なる第一線の研究者と若手研究者が交流できる機会を設けたことが特徴となっている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。