◆再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)が再生医療等製品に特化した薬価制度の創設を提案した。多様なモダリティで構成されている再生医療等製品について、特性に応じ適切に価値を反映できる価格算定制度の実現を目指している
◆従来の医薬品では実現できなかった長期間有効性、根治可能性、介護負担軽減、モダリティの先進性などを価格に反映させていくとしている。これまでの薬価制度では評価が難しく、趣旨は良く分かる
◆ただ、イノベーションの価値を的確に評価できる体制は整備されているのだろうか。FIRMは上市時点では有効性等のエビデンスを十分に取得できない可能性を踏まえ、既存治療に対する付加価値を上市後にも段階的に反映できる仕組みを要望しているが、リアルワールドデータ(RWD)の整備や研究者の数は未整備だ
◆CAR-T療法で出遅れた日本には国際的に論文・特許数の多いiPS細胞を用いた再生医療の産業化は悲願でもある。そのためにはRWDを用いた評価技術を高めていくことが必要だ。
イノベーション評価の体制整備を
2023年07月26日 (水)
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