◆ある薬系大学から高校生向けイベントの講演を依頼された。薬学部の魅力を伝えるため、大学卒業後の未来の姿を示してほしいという。無季言子自身は薬系大学卒業後、記者になった。そう言えば大学の同級生は今、どうしているのだろうか
◆同級生の多くは卒後、製薬企業のMR、病院や薬局の薬剤師として社会に巣立った。薬学教育4年制の当時、大学院に進み製薬企業の研究や開発職を狙う同級生もいた。印象では、卒直後の就職先で今も働く同級生は半分程度である
◆残り半分は、MRから病院薬剤師になったり、病院から薬局に転職したり、薬局を開設したりするなど進路を変えている。大手製薬企業を退社し、発達障害を持つ子供を支援するNPO法人を立ち上げた同級生もいる
◆高校生の段階では、社会で働く自分の姿を想像しにくいだろう。どの学部に進み、卒後どこに就職するかによって自身のキャリアはある程度固まるが、柔軟な進路変更は可能だ。人生は一度きり。それぞれが自分なりの道を歩んでほしい。
薬系大学を卒業して
2023年07月28日 (金)
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