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薬局の海外出店

2023年07月31日 (月)

◆先日、ある中小薬局の経営者から東南アジアに出店するという話を聞いた。医療制度の違いから日本のように処方箋を応需する薬局ではなく、幅広い種類の医薬品を販売する形態の店舗になるという。現地法人を設立して現地で薬剤師を採用する
◆狙いの一つが外需の獲得。国外でも収益を生み出せるよう投資する。国内の医療保険制度に依存しない収益源として期待をかける。現地の日本人のニーズも獲得できると見ている。将来的には店舗のマネジャーを日本から派遣することも検討する。薬剤師の裁量の広い国のノウハウを逆輸入することで、日本の事業にも生かせるかもしれない
◆発展途上国では食の欧米化などが進み、体調に悪影響が出る人も少なくないと聞いたことがある。経済発展の基盤となる働き手の健康を維持するためにも、医療提供体制は重要なカギを握る
◆ニーズの拡大する市場で、質の高い日本発の医療サービスを提供できれば競争力がありそうだ。可能性の一つに海外出店が選択肢にあってもいいのではないか。



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