
武田薬品のOBを中心に構成される会員制ビジネスコミュニティ「アクティブ-T」は9日、都内で定期総会を開催した。製薬企業OBでスタートアップ経営者、異業種に転職した会員によるパネルディスカッションでは、製薬企業出身者は製薬業界とは別の道でも活躍できるとの意見で一致。新たなキャリアで成功するためには、製薬企業での経験を忘れ、前向きに挑戦していくマインドセットが必要との指摘も出た。
岡山大学医学部卒で心臓血管外科医の中村浩己氏は、2007年から15年間にわたって武田で臨床開発やメディカルアフェアーズ、マーケティングなどで業務を経験してきた。昨年にベンチャーのサージラボを立ち上げ、医療業界でコンサルティングサービスを提供している。中村氏は、「製薬企業は優秀な人ばかりなのでどこにいっても活躍できるが、バイオベンチャーだと今までの経験を忘れて一からやるというマインドセットが必要」と述べ、「ベンチャーでは1人何役もしないといけないため、本当に大変なことが起こっても楽しいと思える人が向いている」と語った。
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