
オムロンとJMDCの会見
NTTドコモは6日、マーケティングデータサービスを行うインテージホールディング(HD)に対するTOB(株式公開買付)を発表した。8日にはオムロンが医療ビッグデータサービスを行うJMDCに対するTOBも公表、それぞれデジタル事業基盤強化に動いた。ドコモは、同社のdポイントクラブの約9600万の会員基盤と行動データを生かし、日用消費財メーカー向けのデジタルマーケティング支援に取り組む。オムロンは、一般用バイタル計測機器とスマートフォンを結ぶ「オムロンコネクト」に基づく日常生活下の血圧・バイタルデータなど生かし、個人の発症可能性やタイミングの予測サービスの創出を目指す。両社とも、自社の利用者データを、TOB対象会社が持つソリューション開発力と融合し、新サービス創出につなげる点で共通する。
NTTドコモが行うTOBは7日から10月16日まで、インテージHD株式所有割合を最低40%から最大約51%を目指し行う。インテージHD側も賛同した。
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