第56回日本薬剤師会学術大会が17、18の両日、和歌山市の和歌山県民文化会館など5会場のほか、ウェブ開催を併用したハイブリッド形式で開かれた。関西では10年ぶりの開催となった同大会では「和の心―未来へ」をテーマに19題の分科会などが行われた。参加者数は18日午前7時20分時点で現地4380人、ウェブで1530人の計5910人。薬剤師の職能発展の方向性などについて、幅広く議論が繰り広げられた。

17日の開会式であいさつした日薬の山本信夫会長は、「第8次医療計画の実施に向けて、3月末に厚生労働省から各都道府県に対して示された策定の指針では、5疾病と新たに加わった新興感染症の対策を含む6事業並びに在宅医療の全てに薬剤師や薬局が明記され、地域の医薬品提供体制のもとで、医薬品の供給を薬剤師が担うことが期待されている」と強調。
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