
池北理事長
山陽小野田市立山口東京理科大学は来年度から、工学部に定員60人の「医薬工学科」を開設する。創薬の新たなモダリティである再生・細胞治療薬や遺伝子治療など、市場が拡大するバイオ医薬品の設計や製造にデータサイエンスを活用しながら論理的な対応ができる人材を育てるのが狙いだ。薬学部とも密接に連携し、学生と教員の融合によるシナジー発揮を目指す。山口県は製薬企業の工場集積地で、原薬生産量で国内トップクラスを誇る。池北雅彦理事長は「薬学部がある特色を生かし、薬工連携によって山口県のものづくりを支える人材を育てたい」と意気込む。
薬工連携でシナジー期待
新設する医薬工学科には、「医薬品工学」と「化粧品・食品工学」の二つのコースを設置。特に医薬品工学コースでは、データサイエンスに精通し、バイオ医薬品の製造技術や開発プロセス、製品の品質評価・保証に貢献できる専門的人材の育成を目指す。
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