原薬製造メーカーのアクティブファーマは9日、同社富山八尾工場(富山県富山市)で製造している原薬14品目のうち、10品目において承認事項と異なる製造や虚偽の製造記録を作成したなどの医薬品医療機器等法違反が認められたため、富山県から業務改善命令を受けた。1カ月以内に是正措置、再発防止策を含む改善計画を提出しなければならない。同社は、製造原薬の品質には問題がないことを確認し、供給に問題はないと説明している。
同社は、2009年に日医工49%、三谷産業51%の出資で設立された原薬製造メーカーで、21年に三谷産業が完全子会社化した。先発品、後発品メーカーに供給しているが、今回どの原薬に違反があったかは開示していない。処分を受けた富山八尾工場は14年に竣工しているが、最も古い違反は14年当時から行われていたことが県の調査で分かった。
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