◆8年ぶりの選挙戦、初の三つ巴と高い関心を集めた日本薬剤師会の会長候補者選は、「安部優勢」「岩月・安部が拮抗」「田尻猛追」と投票前に様々な憶測が飛び交った。勝利したのは岩月氏。最初に出馬表明し、機先を制した。現行体制からの変革を訴え、支持を集めた
◆思えば2016年の副会長選で8人の候補者中39票しか獲得できず、最下位で落選する苦汁をなめた。その後に愛知県薬剤師会会長として実績を積み、薬剤師会のトップの座を確実にした
◆各地区の幹部からは組織票をまとめる難しさも聞かれた。応援する会長候補者を決めても、代議員が投票したい候補者を選び、自由に投票した側面もある。しかし、各代議員が誰が日薬のトップにふさわしいかを考えて投票する行動こそが会長選の望ましい姿とも思う
◆決選投票では安部氏に65票が入った。第1回投票で田尻氏が得た30票のうち岩月氏が上積みしたのは12票。期待が大きい一方で、批判票も多いのが現実だ。この2年間で批判を期待に変えられるか。手腕が試される。
日薬新会長に岩月氏
2024年03月13日 (水)
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