
室井氏
兵庫県病院薬剤師会は、事業化して準備を進めてきた基幹病院から地域の病院への薬剤師出向を4月からスタートさせる。神戸市内の二つの基幹病院の中堅薬剤師が1人ずつ県北部の但馬医療圏にある二つの公立病院に出向する。一連の動きには兵庫県薬剤師会や県薬務課の担当者も加わり、関係者が連携して出向推進に取り組んでいることが特徴。県病薬は、2025年度に出向可能病院と受け入れ希望病院の調査を行う予定で、その結果をもとに県内の出向の組み合わせを増やしたい考えだ。
4月1日から神戸市立医療センター中央市民病院の薬剤師1人が豊岡市の公立豊岡病院組合立豊岡病院(528床)、神戸大学病院の薬剤師1人が養父市の公立八鹿病院(380床)に出向する。他地域のように数カ月交代ではなく、同じ薬剤師が1年間出向する予定。現時点で1年経過後の継続は未定だが、状況に応じて更新を検討する。
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