【ヴェントゥーノ】化粧品原料「メカブ抽出エキス」が細胞試験においてヒアルロン酸とエラスチンの産生を促進することが明らかに

2025年04月17日 (木)

 ヴェントゥーノ(福岡市)は、正常ヒト皮膚線維芽細胞(保湿、弾力性維持、コラーゲンやエラスチンの産生等の皮膚の基本的な機能を担う重要な細胞)を用いた細胞試験において、福岡県糸島市で収穫されたメカブから抽出した自社化粧品原料「メカブ抽出エキス」のヒアルロン酸およびエラスチンの産生促進効果を確認したと発表。正常ヒト皮膚線維芽細胞の培養液に「メカブ抽出エキス」を添加すると、添加しなかった場合に比べて、ヒアルロン酸およびエラスチンの放出量が有意に増加していた。

 以前の研究において、メカブ抽出エキスを用いたRNAseq解析(次世代シーケンサーを用いてRNAの塩基配列を決定し、遺伝子発現を解析する手法)を実施した結果、様々な美容効果が期待されることが判明。さらに、3次元皮膚モデルを用いた美白評価試験で、メカブ抽出エキスによる美白効果を確認した。今回、さらなる美容効果を追求するべく、正常ヒト皮膚線維芽細胞を用いたヒアルロン酸およびエラスチン産生誘導効果試験を実施した。

 正常ヒト皮膚線維芽細胞から培養液に分泌されたヒアルロン酸の定量結果によると、メカブ抽出エキスを添加した場合ではいずれの濃度においても、無添加(Control)の場合と比較してヒアルロン酸の有意な増加が示された。無添加との比較で、最大で1.75倍の増加を確認した。

 エラスチンの定量結果をみると、メカブ抽出エキスを添加した場合ではいずれの濃度においても、無添加(Control)の場合と比較してエラスチンの有意な増加が示された。無添加との比較で、最大で1.65倍の増加を確認した。

 また、細胞毒性試験の結果では、メカブ抽出エキスは6.25~200μg/mlにおいて、細胞毒性を示さなかった。

 同社は今回の結果に関して、「6.25~200μg/mlの範囲で細胞毒性は認められず、ヒアルロン酸およびエラスチンの産生が「メカブ抽出エキス」無添加の場合と比較して有意に促進された。以上のことから、ヴェントゥーノの化粧品原料「メカブ抽出エキス」には、肌の保湿や弾力性維持などの有用な働きが期待される」と総括している。


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