日本糖尿病学会は、アストラゼネカの乳癌を対象とした抗癌剤「トルカプ」(一般名:カピバセルチブ)について、国内での市販後調査で糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)の発症・重症化と死亡例が報告されたとして、投与初日からのより綿密な血糖値モニタリングなどを医師に求める注意喚起を行った。
同剤は、内分泌療法後に増悪したPIK3CA、AKT1またはPTEN遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳癌を効能・効果として、昨年3月に製造販売承認後、同5月に販売開始された。
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