
伊藤氏(左)と片山氏
地域医療機能推進機構(JCHO)は、今年度から新卒薬剤師を対象とした「ポリバレントファーマシスト育成研修プログラム」を開始した。57病院からなる機構全体での統一的な卒後研修プログラムは初の試みで、急性期から慢性期における多様な病棟業務を1年次から経験でき、きめ細かなフィードバックも受けられるのが特徴。プログラム期間中も給与額は抑制されず、新設の「就職支度金貸与制度」「奨学金返還支援金貸与制度」も含め、待遇と研修の充実により病院薬剤師不足の打開を図る。
薬剤師不足問題はJCHOも例外ではなく、組織全体で定員数に対する欠員が続く。各病院で卒後研修を提供してきたが、薬剤師不足が医療安全機能に影響することを懸念し、昨年1月から薬剤師確保・育成・定着に関する本格的な検討を開始した。
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