日本病院薬剤師会は、基幹病院から地域の病院に薬剤師を出向している場合に算定可能な「薬剤業務向上加算」の算定施設で地域医療を担う指導的な人材の育成強化を図るため、出向研修の評価・検証のための報告書と評価票を作成した。出向者が出向先施設にもたらした成果は、出向者の報告書で評価する一方、出向前後の薬剤師の資質・能力向上は、出向者による自己評価と出向元施設の指導薬剤師や医師、看護師などによる他者評価で多面的に検証する。日病薬で報告書と評価票を定期的にまとめ、人材育成のエビデンスとして次期診療報酬改定などに活用する。
21日に都内で開いた通常総会で報告した。「出向評価表」は、これから出向しようとする薬剤師の水準を推し測り、出向を通して薬剤師の資質・能力がどの程度向上したかを推測することを意図したもの。出向前と出向元施設に帰還後概ね半年までのタイミングで評価を行う。
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