厚生労働省の研究班は、薬局薬剤師の対人業務の質評価指標「クオリティ・インディケーター」(QI)を運用していくための前向き試験を10月頃からスタートする。試験期間は3カ月間で、薬歴システムベンダー5社の協力を得て開発したQIスコアの自動算出システムを用い、薬局薬剤師が遵守すべき指針やマニュアルに記載されている内容の遵守割合を評価する。運用試験では多くの薬局に参加してもらい、QIスコアがケアの質の改善に活用できるかを検証する。
昨年4月から開始した厚生労働科学研究費補助金「薬局薬剤師の対人業務の質評価指標の開発(研究代表者:田口真穂横浜薬科大学准教授)」の一環として実施する。同研究の2年目に当たる今年度は、薬局薬剤師の対人業務の質を評価するためのQIを開発し、運用試験に向けた準備を進めており、薬歴システムベンダー5社が参画する。
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