薬事審議会医療機器・体外診断薬部会は18日、Novocure GmbHが申請した交流電場腫瘍治療システム「オプチューンルア」の製造販売承認の可否などについて審議し、了承した。
同製品は、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌と診断された成人患者で、白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法で増悪後に、PD-1/PD-L1 阻害剤との併用治療に適用される。
主に癌細胞内の微小管に影響を与えて細胞分裂を阻害する、腫瘍治療電場(Tumor Treating Fields、TTフィールド)を生成するジェネレーター、胸腔にTTフィールドを生成するトランスデューサーアレイなどで構成。切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者の胸部周囲に非侵襲的にトランスデューサーアレイを装着させて、TTフィールドを体内に発生させることで治療を行う。原則、1日18時間以上使用する。医療機器のクラス分類はIII。
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