研究倫理の啓発活動を行うため、2016年に発足した一般社団法人公正研究推進協会(APRIN)は、認定研究公正アドバイザー制度(CRIA-APRIN)の下で初の認定研究公正アドバイザー(CRIA)認定試験を11月1日に実施するが、9月1~30日まで受験申し込みを受け付ける。
同制度は、公正な研究活動を推進するため、大学・研究機関・その他の研究組織における研究公正の取り組みの中核を担う人材の育成を目指している。
その中心となるCRIAには、▽研究公正の概念を理解している▽研究公正の教育に有用な教育教材・教育手法についての知識を有しており、研究倫理教育責任者をはじめとする大学・研究機関の関係者に対して適切な教育教材・教育手法を示すことができる▽研究公正に関する多方面の相談に対して、研究公正教材や関連ガイドラインの記述等を元に標準的な考え方を示すことができる▽研究不正告発の対応について必要な知識を有している▽継続的な能力開発の方法についての知識を有している――といった知識と能力が求められている。
認定試験の受験資格は、研究公正の理念と公正な研究行為の推進に意欲的に取り組む者であれば、学歴、経歴、年齢は問わない。受験料は、APRINの維持機関会員所属、もしくは個人会員でeAPRINのユーザー名(ID)を持つ者が3000円、非会員が1万円(いずれも税込)
〈試験方法〉
▽試験項目:研究公正関連についての基礎知識と理解度
▽試験時間:90分
▽回答方法:5者択一式
▽出題数:50問程度
▽オンライン一斉試験
合否は登録されたメールアドレス宛に12月15日に送付。合格者には認定研究公正アドバイザー認定証が発行される。合格者の資格は、26年1月から31年3月末日まで有効。
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