ウィーメックスは17日、薬局用総合経営支援システム「Wemex薬局経営支援」の在庫管理機能に「NSIPS(エヌシップス:調剤システム処方IF共有仕様)との連携を新たに追加したと発表した。これにより、レセプトコンピュータ(レセコン)のメーカーや種類を問わず、「Wemex 薬局経営支援」の在庫管理機能を利用できるようになった。同一チェーン内で複数種類のレセコンを利用している場合でも、各店舗の在庫情報をリアルタイムに確認できる。また、同社の薬局用システム「Pharnesシリーズ」を導入済みの店舗では、処方入力中に在庫数を確認する等の独自連携機能も引き続き利用できる。
在庫機能の特長としては、シンプルで分かりやすい画面設計と、直感的に使える操作性の高さが挙げられる。「期限切迫」「不動在庫」など医薬品ごとの状況をひと目で把握でき、スムーズに発注できる。必要な情報をワンクリックで呼び出せる設計により、意思決定のスピードアップと業務効率化を同時に図れる。
レセコンのデータをリアルタイムに自動連携しているのも特長の一つ。レセコンから受付・会計データを自動で取り込み、常に最新の処方情報・在庫引当状況を保持する。また、PTP(シート包装)やバラ包装、グラム包装など単位の違い、味の違いなど、多様な規格情報にも最適化したマスタを自動で生成・更新し、マスタ管理の手間を大幅に削減できる。
また、自店舗だけでなく、同一チェーン内における他店舗の在庫状況もリアルタイムに参照できる。不足品を近隣の他店舗から取り寄せ不動在庫を適宜融通するなど、チェーン全体での在庫運用の最適化が図れる。
さらに、クラウドサービスを基盤としているため、いつでも・どこでも使用可能で、タブレットやノートPCなど携帯性の高いデバイスからアクセスが可能となっている。バックヤードでの棚卸や在宅訪問先などで、インターネット回線があれば、ロケーションフリーで在庫確認や発注作業を円滑に行える。
加えて、「Wemex 薬局CRM支援」との連携により、レセコンから抽出したデータとドラッグストアのPOSデータの統合や分析が可能となり、より良い医療サービス・健康サービスの提供を見据えたデータ活用が実現する。
「医療機器・化粧品」の記事に関するご意見・お問合せは下記へ。
担当者:河辺
E-mail:kawabe_s@yakuji.co.jp
TEL:03-3866-8499

















