シスメックスは10月31日、高血圧の原因の一つである原発性アルドステロン症の早期診断を支援する免疫検査試薬「HISCLアルドステロン試薬」および「HISCLレニン試薬」を、国内から販売を開始した。全自動免疫測定装置「HISCL-5000/HISCL-800(HISCLシリーズ)」向けの検査項目拡充により、幅広い検査室のニーズに応えることが可能となった。海外市場は順次拡大していく予定。
両製品は、院内に設置されているHISCLシリーズを用いることで、アルドステロンとレニンを迅速かつ高感度に測定することが可能となる。これにより、原発性アルドステロン症の早期診断や治療方針の決定、さらには患者の入院日数の短縮も図ることができる。
同社は、長期経営戦略のもと、免疫検査分野における検査項目拡充とグローバル展開を推進している。近年は、糖尿病や婦人科関連ホルモン項目など、内分泌疾患領域の検査ラインアップを強化しており、今回、両製品を発売したことにより、HISCLシリーズの内分泌疾患パネルが一層充実した。
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