【新製品】ノンフロン大容量フリーザー付薬用保冷庫‐12月に「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」発売 PHCCbi

2025年11月19日 (水)

 PHCバイオメディカ事業部(PHCbi)は12月から、製薬企業および研究施設・医療機関向けに、冷却性能と省エネルギー性能をともに向上させた、ノンフロン-30℃大容量フリーザー付き薬用保冷庫「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」の販売を開始する。

MPR-N650FH/MPR-N650FSH(保冷庫部:466L(FH)/468L(FSH) /フリーザー部:189L)

MPR-N650FH/MPR-N650FSH(保冷庫部:466L(FH)/468L(FSH) /フリーザー部:189L)

 同製品は、医薬品の品質保持と環境への配慮を両立したフリーザー付き薬用保冷庫。インバーター制御コンプレッサーと「新サイクルデフロスト」機構などの採用によって庫内の温度を安定的に制御すると共に、ノンフロン冷媒の採用と消費電力削減が図られている。

 主な特長としては、インバーター制御コンプレッサーを搭載することで保冷庫内の温度変動を抑えると共に、新たに採用した「新サイクルデフロスト」機構によって、除霜時の温度上昇を最小限に抑制していることが挙げられる。これらの技術によって、保冷庫内の温度分布の均一性が向上し、医薬品の品質保持に適した、より安定した保存環境を実現している。

 また、エネルギー効率に優れた自然冷媒の採用に加え、低速での運転制御によって電力消費を抑えるインバーター制御コンプレッサーを搭載している。これにより、1日あたりの消費電力量を4.07kWhに抑え、年間消費電力量を従来機種比で約40%削減を実現し、環境負荷低減に貢献している。

 さらに、最新のキャビネット設計を採用することで、設置面積は従来機種と同等ながら、保冷庫部・フリーザー部ともに収納容量が拡大している。フリーザーと保冷庫の一体型設計により、限られたスペースでも効率的な設置が可能となっている。

 近年、細胞医薬品やワクチンなどの研究開発が進展する中で、医薬品の保存要件はますます多様化し、冷蔵保存や冷凍保存では、より厳密な温度管理が求められている。また、気候変動への対応として温室効果ガスの排出削減が喫緊の課題となり、医療・研究現場でも省エネルギー性能に優れた環境配慮型製品へのニーズが高まっている。



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