オリンパスは28日の取締役会で、4月1日付のチーフヒューマンリソーシズオフィサー(最高人事総務責任者)およびチーフマニュファクチャリングアンドサプライオフィサー(最高製造供給責任者)の執行役人事を内定した。なお、この人事異動は、3月の取締役会で正式に決定する。
現在の最高人事総務責任者の大月重人氏は、2019年の入社以来、人事・総務分野を中核として、リージョンおよびグローバルの経営に携わり、同社社の発展に多大な貢献をしてきた。Transform Olympusでは、グローバル共通のジョブ型人事制度およびパフォーマンスマネジメントの導入や、地域・国境を越えた適所適材のグローバルアサイメントの実現を強力に推進し、グローバルメドテックカンパニーとしての基盤構築を主導してきた。これら一連の制度改革に一定のメドが立ったことを受け、今回退任の意向を示している。
後任となるジモーネ・バーガー氏は、ドイツ、シンガポール、中国における豊富な業務経験を通じて、これまで様々な業界で企業文化改革や人材戦略の変革を主導し、本社と地域が密接に連携するマトリックス型組織における組織開発を成功に導いてきた。
同社は今、次のステージへ進めるため、HR情報・プロセスのグローバル統合、勝てるタレント戦略の構築、そして同社のカルチャー変革のさらなる前進に取り組んでいる。
ジモーネ氏の「実行」を重視したリーダーシップは、これらの取り組みを加速させ、イノベーションを生み出し、ビジネスに新たな価値をもたらすことが期待されている。また、組織全体にグロースマンドセットを浸透させ、「私たちの存在意義を目に見える成果とする」という同社の戦略を、さらに前に進める力強い推進役となることを期待されている。
現在の最高製造供給責任者の小林哲男氏は、グローバルな生産体制の強化と効率化を強力に推進してきた。また、Transform Olympusの一環として、製造拠点の再編やサプライチェーンの最適化をリードし、品質管理の高度化とコスト競争力の向上に注力してきた。
今年4月から始動する新たな経営戦略のもと、成長戦略とオペレーティングモデル改革を実現するためには、同社が有する広範な製造・サプライチェーン拠点のマネジメントと、そのオペレーション改革の加速が不可欠となる。その準備を終えたことで、今回退任の意向が示された。
後任のデイビッド・シャン氏は、30年以上にわたり業界トップクラスの企業で、製造・サプライチェーンのみならず、R&D・エンジニアリング・品質など多岐にわたる部門を経験し、グローバル規模でオペレーションの標準化・自動化・変革を牽引してきた。
複数の国や地域で培った、アカデミックおよびプロフェッショナルなバックグラウンドを基盤とした卓越したリーダーシップにより、地域主体から事業主体へと移行するシンプルな組織構造とオペレーティングモデルの確立を推進していくことが期待される。
デイビット氏の多様なチームをまとめ上げ、プロセスを最適化し、効率性を高める能力は、同社のグローバルオペレーションを強化し、持続的で長期的な成長を実現する上で大きな力になると期待される。

















