シスメックスは13日、アルツハイマー病(AD)に関連するバイオマーカーである血液中のp-Tau217を測定する研究用試薬「(研究用)HISCL p-Tau217試薬」を今月から欧州で発売すると発表した。さらに、日本、米国、韓国、台湾へも順次展開し、グローバルでのAD研究に関するデータ取得を加速させていく。今後は、国内外の共同研究などを通じ、知見の創出を支援すると共に、将来的には体外診断用医薬品としての承認申請・取得を目指した取り組みを推進していく。これにより、患者にとってより負担の少ない検査・診断技術の確立、および国内外での早期普及に取り組んでいく。
同製品は、ADの病理変化との関連が研究で注目されている血液バイオマーカー「p‑Tau217」を、全自動免疫測定装置「HISCL-5000/HISCL-800」(HISCLシリーズ)で全自動測定する研究用試薬。HISCLシリーズでの自動測定により、研究機関や製薬企業などで、採血検体を用いた評価をより迅速かつ大規模に実施でき、バイオマーカー研究や創薬研究におけるデータ取得を支援する。
同社は、長期経営戦略のもと、社会課題の解決につながる価値の高い検査・診断技術の創出に注力している。認知症領域では、血液バイオマーカーの測定技術の確立と実用化に取り組み、これまでに「HISCLシリーズ」を用いた血液中アミロイドβ検査試薬を日本および欧州で発売し、米国ではLDT(自家調整検査)向け試薬として供給している。


















