
自動化実証の概要
NECは15日、三菱電機の資材調達と国際取引の一翼を担う三菱電機トレーディングと、昨年9月から今年2月まで、同社の「NEC 調達交渉AIエージェントサービス」を活用し、三菱電機トレーディングの国内主要3拠点において、納期・数量交渉の自動化実証を行ったと発表した。
今回活用したNECの「NEC 調達交渉AIエージェントサービス」は、NEC独自のAI技術「自動交渉AI」を用い、人間が介在することなく、AIが自律的に取引先と交渉を行い、最適な合意形成を支援する。インタラクティブに交渉を行うことで、件数や条件が多岐にわたる場合でも迅速かつ的確な対応が可能となり、従来は人手では対応しきれなかった膨大な品目についても、納期や数量交渉を効率的かつ自動的に実施できる。
実証では、三菱電機トレーディングの国内3拠点において、サプライヤ4社を対象とした20品目の発注済み部品の納期・数量交渉業務の自動化を実施した。
具体的には、三菱電機トレーディングの実発注データに、同サービスを適用し、業務への親和性やUIの使いやすさ、AIによる交渉案の妥当性を確認した上で、交渉合意までの工数削減や精度について確認した。
その結果、従来1サプライヤあたり人手で要していた交渉時間を4分の1程度に短縮でき、年間最大2570時間の工数削減効果が見込めることを確認した。また、実証期間中の交渉案件のうち、最大で80%程度をAIによる自動交渉で合意に至りました。
今後、両社は、本導入に向けた課題について継続議論していく。
またNECは、調達業務におけるDXの推進を通じ、製造業の複雑な納期・数量交渉を自動化し、取引交渉に費やされる膨大な工数の削減を図っていく。これにより、需要変動への迅速な対応と調達業務全体の大幅な効率化を実現し、持続的な成長を支える柔軟で強靭なサプライチェーン構築を目指していく。
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