1007コンテンツの多彩な講座用意

竹村氏
日本薬剤師研修センターに認可されたeラーニングシステム「MPラーニング」を提供する「マナラボプラス」は、6月下旬から2026年度調剤報酬改定や薬局での外国人対応、AI活用をテーマとした新コンテンツを公開した。6月末時点で基礎から実践レベルまで、1007コンテンツ(335単位)を用意しており、普及が進む生成AIの活用法などにも目を向けた多彩な講座が魅力となっている。
MPラーニングは、日本薬剤師研修センターから「研修認定薬剤師制度」の認可を受けると共に、研修認定電子システム(PECS)にも対応している。取得した単位は同制度の認定や更新に活用できる。eラーニングは講師から聴講者への一方通行になりがちだが、同社のコンテンツは収録時に聴講者を参加させることにより、現地で受講しているような臨場感が味わえるのが特徴。また、コンテンツ制作に関わるスタッフは全員薬剤師であり、確実な学習につながるようコンテンツの初回学習時には早送りができない、学習進捗の途中チェック機能を持たせるなどの仕様にするなど、教育効果を重視した設計内容としている。
料金は、研修認定薬剤師の新規取得コースが税込みで年1万6500円、研修認定薬剤師の取得後の更新コースは年8800円としており、受講コンテンツ数に制限はなく、受講者は興味や業務上の課題に応じて学習を進めることができるとしている。
同社は疾患別のコンテンツに従前より強みを持っており、疾患のメカニズムから最新治療、ガイドライン、服薬指導までを一貫して体系的に学習できるコンテンツを展開していることが差別化のポイントとなっている。
竹村秀明代表理事は体系的な学習の意義について、「患者と副作用について話す際も病気のメカニズムなどの背景知識があるかないかでコミュニケーションの意味合いが全然違ってくる」と説明。表面的な知識にとどまらない疾患への深い理解が、患者対応に重要との考えを示した。
6月下旬には、▽26年改定調剤報酬▽薬局における外国人患者対応▽生成AIを用いた薬剤師の働き方・自己研鑽に関するコンテンツを公開した。
調剤報酬では、調剤基本料と薬剤調製料、それぞれの加算について解説する。各加算の算定を目指す薬局が多い中、調剤報酬制度では具体的な実践方法が示されていない事項も多いことから、今後は失敗事例も含めた現場支援型コンテンツの充実を図る考えだ。
薬局における外国人患者対応では、英語でのコミュニケーションを想定。増加する訪日外国人数に伴って日常化しつつある薬局での対応について、必要な準備や服薬指導に役立つ英語表現などについて、ロールプレイを交えながら解説する。
生成AIの活用については、NotebookLMを用いた薬局業務の効率化を学ぶことができる。論文要約やトレーシングレポート作成等の実践例を通じて、人間とAIの適切な役割分担について解説する。
荒川慶理事は、「今年度を薬剤師の教育元年と捉えており、『薬剤師が調剤したか』から『患者に何を働きかけて、何を変えたのか』が問われることになる。ベテランの優秀な薬剤師はこれらへの対応はできるが、その知識・スキルなどが言語化、また体系化されていないので今こそ研修は極めて重要になると考えている。MPラーニングの『学んだ薬剤師が将来の薬局を創る』のキーワードどおり、薬局がこの研修というものにどのように関わるかが将来を変えるのではないか」と指摘。教育への向き合い方が、今後の薬局経営を左右するのではないかとの認識を示した。
マナラボプラス
https://www.mp-learning.com/




















