【新製品】燃焼イオンクロマトグラフシステムを発売‐PFAS分析作業を効率化 島津製作所

2026年09月04日 (金)

 島津製作所は9月1日、PFAS(有機フッ素化合物)などの環境分析に対応した燃焼イオンクロマトグラフシステムを国内外で発売した。米国環境保護庁(EPA)が定めた液体試料中の吸着性有機フッ素の分析法「EPA Method 1621」に対応したテンプレートも用意されており、PFASの総量を測定できる。

 同システムは、試料を燃焼させ、発生した成分を捕集する自動試料燃焼装置「AQF-5000H」(日東精工アナリテック製)、捕集した成分を定量するイオンクロマトグラフ「IC-150」、および両装置を一元管理するソフトウェア「C-IC Solution」で構成されている。

 「C-IC Solution」は、分析条件の設定、分析スケジュールの作成、測定結果データの確認・管理などを一つのソフトウェアで行えるため、分析作業が効率化できる。今年2月に発売したイオンクロマトグラフ「Nexera IC」は、高濃度試料の自動希釈機能を搭載しており、業務の負担を軽減することができる。

 同システムの特長としては、シンプルなステップで分析スタートすることが挙げられる。燃焼装置とイオンクロマトグラフを含む分析ワークフローを一つの画面で管理できる。シナリオ入力機能により、一連の分析スケジュールを簡単に作成でき、分析開始までの操作を効率化する。

 また、データをつなぐスマートな追跡管理ができる。分析条件、測定順序、実施時刻などの情報と測定データをひも付けでき、データの検索性とトレーサビリティーを向上している。

 さらに、「EPA Method 1621」に対応した分析テンプレートが用意されている。吸着性有機フッ素(AOF)法により、PFASの総量を把握するためのスクリーニング分析ができる。EPAの「EPA Method 1621」に対応した「測定条件や測定手順をあらかじめ登録したテンプレート」を用意されているため、導入後すみやかに分析を開始できる。

 同システムの希望販売価格は2000万円~(税込)

 PFASは自然環境では分解されない「永遠の化学物質」と呼ばれ、1万種以上のPFASのうちPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、がんや内分泌攪乱などの健康リスクを高めるとされているため、水や製品に含まれるPFASの分析が求められている。燃焼イオンクロマトグラフは、PFASの総量を迅速に把握するスクリーニング分析に適しており、高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8065XE」はPFASの多成分一斉分析が可能となっている。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
研修会 セミナー 催し物
薬剤師認定制度認証機構 認証機関の生涯研修会
薬系大学・学部 催し物
薬事日報
薬事日報 薬学生新聞デジタル
薬業界ニュース解説
薬事キーワード解説
Press Release Title List
Press Release Title List:新製品
行政情報リスト
登録販売者試験・日程一覧
購読・購入・登録
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS