PHCライフサイエンス事業部バイオメディカ事業グループ(PHCbi)は9月1日、生体試料や医薬品などの安定した長期保存を実現するノンフロン-85℃超低温フリーザー「VIP ECO SMART」、および「FrostLess」シリーズをリニューアルし、新たに「VIP SMART」シリーズ(品番:MDF-DU703VHES1-PJ/DU503VHES1-PJ)、「Frostless」シリーズ(品番:MDF-DU700ZHES1-PJ/DU500ZHES1-PJ)として発売すると発表した。省エネ性能や断熱性能など、現行モデルの優れた基本性能はそのままに、操作パネルの刷新や利便性の向上を通じて、研究者の作業効率向上および貴重な試料の安定保管が図れる。両シリーズともに700Lタイプと500Lタイプを展開し、700Lタイえプは9月から、500Lタイプはその後、順次発売を予定している。
「VIP SMART」シリーズは、自然冷媒や二元冷凍インバーター制御技術などの採用によって、超低温フリーザーのカテゴリーにおいて業界トップクラスの省エネ性能を実現している。1日あたりの消費電力量を5.4kWhに抑え、環境負荷の低減が図れる。一方、「Frostless」シリーズは、内扉に搭載した真空断熱パネル(VIP)により断熱性能を向上させ、内扉への着霜を抑制することで、研究者の除霜作業の負担軽減に寄与する。
今回のリニューアルでは、両シリーズの操作パネルのデザインを刷新し、視認性と操作性をさらに向上させた。カラー液晶タッチパネルには、製品の稼働状態を色の違いで表示するカラーインジケーターや、外扉の開閉状態を一目で確認できるアイコンを採用し、直感的で分かりやすい画面表示が実現している。
また、庫内の異常を知らせるアラームが発報された際には、画面に表示される二次元バーコードをスマートフォンで読み取ることで、対処方法を素早く確認できる。さらに、取扱説明書も二次元バーコードからその場で閲覧できるため、迅速な状況確認や対処判断を支援し、研究者の作業効率向上と貴重な試料の安定保管が図れる。
加えて、標準の単相100Vのみならず、単相200Vにも対応するデュアルボルテージ設計を採用することで、設置環境や運用上のニーズに柔軟に応えることができる。
細胞・遺伝子治療をはじめとする細胞医薬品やワクチンなどの研究開発の進展に伴い、細胞試料や医薬品などの長期保存に使用される超低温フリーザーの需要は年々拡大している。
こうした中、精緻な温度制御や省エネ性能といった基本性能に加え、機器の操作や管理に伴う作業負荷を軽減し、研究者が研究活動により多くの時間を充てられるよう、操作性や利便性に配慮した製品へのニーズが高まっている。























