TOP > 企画 ∨ 

【薬剤師の生涯学習】神戸薬科大学

2026年07月22日 (水)

健康食品の専門薬剤師育成

健康食品講座の様子

健康食品講座の様子

 神戸薬科大学エクステンションセンターは、薬剤師の総合的な職能向上を支援する「生涯研修認定制度(G07)」と、健康食品・サプリメント分野に特化した「健康食品領域研修認定薬剤師制度(P05)」を柱に、薬剤師向け研修を展開している。同センターは、2007年に薬剤師認定制度認証機構(CPC)からのG07の認証取得に伴い開設された。17年にはP05の認証を取得。GとPの両分野で認証を受けた唯一のプロバイダーとして、卒業生に限らず全国の薬剤師を対象に、公開講座や実践的な研修を企画・運営し、薬剤師の資質向上と地域医療への貢献、学部教育への活用を目指している。今年度からは受講履歴管理システムを導入し、認定単位や受講証明書発行の電子化にも対応する予定だ。

 G07はCPCの生涯研修認定制度(G)として認証された制度で、薬剤師の総合的な職能向上を目指す。講座としては、テーマに基づく講義と最新トピックスで構成する「卒後研修講座」、専門領域別研修や学び直し講座などの「リカレントセミナー」、無菌調製やフィジカルアセスメントなど実践的技術の習得を目指す「薬剤師実践塾」、症例を通じて臨床対応力を高める「症例検討会」などを開催している。また、地域医療での多職種連携を学ぶプログラムやワクチン接種研修のほか、同窓会支部による研修会も実施しているのが特徴だ。

 一方、P05は健康食品やサプリメントに関する専門知識を持ち、消費者が有効かつ安全に摂取できるよう適正な情報提供を行える薬剤師を養成・認定する制度。セルフメディケーションの一環として健康食品やサプリメントの利用が広がり、正確な情報提供の重要性が高まる中、G07の一部として開講していた「健康食品講座」を基盤に、特定領域研修制度へ発展させた。薬剤師による健康サポート活動の質を高め、国民の健康増進に寄与することを目的に掲げている。

 認定取得には、CPC認証プロバイダーが認定する「研修認定薬剤師」の取得が要件となる。その上で、神戸薬科大学の「健康食品講座」を中心とした健康食品領域の研修を受講し、4年以内に合計40単位以上、毎年5単位以上を修得する必要がある。必要単位の内訳は、健康食品の制度・法規を学ぶ大項目Iから3単位以上、食品の機能性や栄養学などを学ぶ大項目IIから27単位以上、健康食品の購入・利用時の助言・指導に関連する内容を学ぶ大項目IIIから3単位以上(薬剤師健康食品実践塾1単位以上を含む)。単位修得後、健康食品に関連する論文を提出し、発表会で発表した後、論文審査に合格すれば認定を取得できる。同講座は実践塾を除きeラーニング形式で実施しており、受講者が場所や時間を選ばず、継続的に学習しやすい環境を整えている。

 健康食品関連の資格には、管理栄養士や保健師など、薬剤師以外の医療・保健衛生業務従事者や健康食品・サプリメントの製造・販売従事者も取得できるものがある。これに対し、同大の健康食品領域研修認定薬剤師制度は、薬剤師を対象とした特定領域認定制度で、一般的な研修認定薬剤師制度(G認定)を基盤に、健康食品領域での専門性を深める仕組みとなっている。

 健康食品やサプリメントについて科学的根拠に基づき安全性・有効性や医薬品との相互作用を評価し、消費者へ助言できる能力の習得を重視する。論文審査を通じ、専門性や実践力を評価する点も特徴だ。18年以降、毎年のべ200~500人程度が受講している。

 今後は、制度の認知度向上による認定取得者の増加を目指すと共に、認定取得後のフォローアップ充実を進める方針である。

神戸薬科大学 エクステンションセンター
https://www.kobepharma-u.ac.jp/extension/



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
研修会 セミナー 催し物
薬剤師認定制度認証機構 認証機関の生涯研修会
薬系大学・学部 催し物
薬事日報
薬事日報 薬学生新聞
Press Release Title List
Press Release Title List:新製品
行政情報リスト
登録販売者試験・日程一覧
購読・購入・登録
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS