
副会長選の投票をする代議員
日本薬剤師会は2月28日、第72回臨時総会で任期満了に伴う役員改選を行い、次期会長に児玉孝氏(大阪府、開局、62歳)を賛成多数で再任した。児玉氏は「薬剤師と薬剤師会、そしてこれから薬剤師になる人のため、最善の努力をするという信念は変わっていない。会員の支えのもと、船長として責任を果たしたい」と、2期目へ向けての決意を示した。また副会長には、現職の生出泉太郎、土屋文人、山本信夫、前田泰則、新人の七海朗の各氏が当選した。
会長立候補者は児玉氏のみで、賛成多数で信任された。副会長選挙は5人の定数に対し6人が立候補したため、代議員150人による投票が行われた。その結果、[1]生出(宮城県・開局、60歳、122票)[2]七海(奈良県・開局、67歳、114票)[3]土屋(東京都・病院、58歳、114票)、[4]山本(東京都・開局、59歳、109票)、[5]前田(広島県、開局、60歳、104票)--の各氏が当選した。飯島康典氏は66票にとどまった。
再任された児玉会長は、「現執行部スタート時に示したマニフェストは、当面の重要課題と中長期対策の構成になっている。また、薬剤師の将来ビジョンなど、継続性のある課題も多い。来年度からは、まさに具現化に向け、より具体的対応が問われると考えている」と、2期目のテーマがマニフェストの実現にあるとした。