
乾氏
京都薬科大学の次期学長に乾賢一氏(京都大学教授・附属病院薬剤部長)が、4月1日付で就任する。任期は4年間。
乾氏は1947年生まれの63歳。京都大学卒業後、同大学院、広島大学医学部助手、京都大学助教授・副薬剤部長、東京医科歯科大学教授・薬剤部長を経て、94年から現職。
乾氏は、学長就任に当たり、次のように抱負を語っている。
質の高い薬剤師、真に社会に貢献する人材の養成が求められている。そのためには、課題発見、課題解決型の教育に力を注ぎつつ、Science(科学)、Art(技術)、Humanity(人間性)のバランスのとれた人材育成を進める必要がある。
また、学術研究を推進させるとともに、研究者や高度の専門的能力を有する人材(ファーマシスト・サイエンティスト)を養成し、変革する医療や製薬企業に新たな活力となる人材を供給できるようにしたい。
研究についても、薬学教育改革に伴って、基礎薬学と医療薬学の連携を図り、創薬、薬物治療への橋渡しとなる応用研究を発展させたい。