
ロート製薬は今日1日から、排卵日検査薬「ドゥーテストLH」(7日分)を15年ぶりにリニューアルし、新発売する。
同品は尿中のhLHピークを検出することで、排卵日を予測する。今回、採尿用のスティックの形状を工夫し、採尿部を大きくすることで尿ハネしにくく、2秒で採尿できるようにした。また、判定時間も従来の15分から8分に短縮。検査が正しくできたかどうかを示す確認サインもつけた。
内袋に商品名を記載していないことから、捨てるときにも恥ずかしくないなど、不安を感じずに簡単に検査をすることができるよう、使う女性の立場も考慮されている。
同社製品アンケート調査などによると、排卵日検査薬ユーザーでは、リピート使用者が73%と高く、切実に妊娠を望んでいる人が多い結果が得られている。また、働く女性では、時間的、タイミングにも余裕がなく、肉体的、精神的にも負荷がかかっている可能性もあり、「悩んでいる人」は68%と高いことも分かっている。
一方、排卵日検査薬は、医療用体外診断薬に分類され、2009年6月の改正薬事法施行以降は薬局でしか販売できなくなり、取り扱い店舗も従来の4分の1程度に激減。同社でも「販売店を教えてほしい」といった問い合わせが増加したという。こうした現状を受け、少しでも余計なストレスを感じずに検査ができるよう、製品自体をリニューアルした。
税込み価格は、テストスティック7本(1日1回7日分)入り2835円。従来販売していた5日分は廃止する。