厚生労働省が27日にまとめた、3月28~6月26日までの2011年度第2四半期のエイズ発生状況によると、新規のエイズ患者は136人(男性127人、女性9人)で、四半期ベースのまとめでは過去最多となった。
厚労省のエイズ動向委員会は、「新規エイズ患者報告数の増加は、潜在的な感染者数の増加とHIV抗体検査の遅れを示唆している」と指摘している。
新規HIV感染者は217人(男性209人、女性8人)で、前回調査より26人減った。ただ、HIV抗体検査や保健所における相談件数は前年同時期に比べ減少しており、厚労省では早期治療、感染拡大防止のため、HIV抗体検査・相談の積極的な利用を呼びかけている。