
消費増税関連法案に抗議して辞任した牧義夫氏に替わって厚生労働副大臣に就いた民主党の西村智奈美衆院議員は6日、初登庁後に専門紙記者団に対し、現在の経済状況では2014年からの消費増税は難しいとの見通しを示した。
西村氏は「社会保障改革のためには安定財源が必要という立場にたつので、国民には行政改革、政治改革をきちんとやりながらも、この課題については先送りできないと説明してきた」と表明した。
その上で、「2014年4月からの段階的引き上げということになるので、そこは今こういう経済状況で上げることはないと確信している」と発言。「政府の成長戦略等々が進み、各種金融政策も含めてやっていく中で、消費税の増税は決めたことをやはり政権与党の責任としてやりきることが必要」と述べた。