日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の「医薬品の安全で円滑に提供方法を考える有識者会議」(座長:横森豊雄関東学院大学教授)は6日、報告書をまとめた。
報告書では、インターネット販売なども含めたOTC薬の郵便等通信販売に関して、▽営業する店舗を保有▽初回対面の原則--など一定の条件を満たすことを前提に、「第2類薬まで許容することが望ましい」との方向性を打ち出した。また、有識者会議は中立的なもので、JACDSが結論の方向性を誘導したものではないとした上で、今後、行政やJACDS会員企業、関係団体等にも報告書を示すことにしており、「この報告書を軸に、さらなる議論を進めてほしい」との考えを示した。
有識者会議は昨年10月に組織され、2回のヒアリングを含め合計5回会合を開いた。ネット販売も含た医薬品の郵送等販売の必要性が認められるとすれば、それが許容されるルールを明確化させる必要があるとの観点に立ち検討を進め、今回報告書をまとめたもの。