厚生労働省は、医療給付の受給者に関する調剤行為の内容などをまとめた2024年社会医療診療行為別統計の結果を公表した。薬局調剤では、1件当たり点数が4.7%増、受付1回当たり点数が4.0%増となった。調剤行為の大半を占めた薬剤料において、新型コロナウイルス感染症治療薬など化学療法剤が増加したことなどが背景にあると分析しており、薬剤料は調剤全体の72%を占めた。調剤技術料は増加した一方、薬剤師が患者に対して実施した業務を評価する薬学管理料は減少した。
同調査は、昨年8月審査分として審査決定された医療保険制度の診療報酬明細書と調剤報酬明細書のうち、匿名医療保険等関連情報データベース(NDB)に蓄積されている全数集計を対象としたもの。
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