医療総合サービス商社のシンリョウ(東京豊島区)は、日焼け炎症止めなどで使う外用水薬を入れる容器「外用瓶」を、ワンタッチキャップ付きで販売を開始した。
夏場に日焼け炎症止めとして多く使われる外用瓶は、患者が使用する際に中の薬液が勢いよく出すぎて、こぼれてしまう事例が指摘されてきた。そのため業界では「中栓付外用瓶」なども開発しているが、中栓を付ける薬剤師の労力が発生していた。
そこで同社では、中栓式ではなく、キャップに中栓機能を持たせたワンタッチキャップを開発し、外用瓶とセットにしての販売を開始した。併せて、薬の保管にも配慮して遮光機能を持たせ、プラスチック容器とは相性の悪いイソジン剤でも保管できるようにした。
滅菌タイプを希望する人には、シンリョウの他の容器で提供中の、環境にも人体にも悪影響のない“電子線滅菌”を施し、開封までその滅菌効果が半永久的に持続する「個包装」形式で販売する。