
ライオンは、解熱鎮痛薬「バファリン」の最上位アイテムと位置づける「バファリンプレミアム」(指定第2類医薬品)を、26日に新発売する。バファリンブランドは、これまでも『痛み・熱に早く効く』をコンセプトとして、痛みのニーズに応える改良や新製品開発を行い、解熱鎮痛剤カテゴリーでは「バファリンA」「バファリンプラスS」「バファリンルナi」「バファリンルナJ」を展開中。新たに投入する「バファリンプレミアム」は、両立が困難とされていた“錠剤の速崩壊”と“イブプロフェンの速溶解”を、最新の独自技術により「クイックアタック錠」の開発に成功。つらい頭痛に速効かつ優れた効き目を発揮する。
同社が解熱鎮痛薬ユーザーに行った調査によると、製品に対しては頭痛への「速さ」「効き目」に加え、「胃へのやさしさ」「副作用の少なさ」なども重視する“高機能ニーズ層”の存在も目立つという。これらの層は30代女性を中心とし、より自分に合った解熱鎮痛薬を探索するなど、商品への感度が高い一方で、約3割の人は副作用への不安から、痛みを感じても解熱鎮痛薬の服用を我慢する傾向も見られたという。
そこで、こうしたユーザーのニーズと服用実態を捉え、効き目と胃へのやさしさを両立させた“プレミアム処方”の製品を開発した。解熱鎮痛成分のイブプロフェンを速く溶かすためには、表面を水溶性高分子でコーティングすることが一般的だが、「バファリンプレミアム」は新たに「リン酸二水素カリウム」を配合することで、錠剤内に素早く水を取り込ませ、錠剤の崩壊性を向上させることを可能にした。
さらに、イブプロフェンは水に溶けにくい性質から、服用した際に胃で溶け出すのに時間がかかるが、イブプロフェンを細かく粉砕することで水と接触する表面積を増やし、水溶性高分子によるコーティングで、水分となじみやすくなり、速い溶解を実現した。
鎮痛成分のダブル処方(イブプロフェン、アセトアミノフェン)に、二つの鎮痛補助成分(無水カフェイン、アリルイソプロピルアセチル尿素)を配合し、頭痛などの痛みに優れた効果を発揮する。アセトアミノフェンには鎮痛効果だけでなく、胃障害を抑制する効果があるが、さらに胃粘膜保護成分の乾燥水酸化アルミニウムゲルを配合することにより、胃へのやさしさもアップしている。
成人(15歳以上)1日2錠を1日3回を限度とし、空腹時を避けて服用する。税別希望小売価格は、20錠980円、40錠1580円。