
青木宏憲氏
クスリのアオキ(本社石川県白山市)は3日の取締役会で、青木宏憲代表取締役兼専務執行役員営業本部長の社長昇格など、5月21日付の組織変更および人事異動を決めた。青木保外志社長は取締役最高顧問に就任し、青木桂生会長は留任する。
同社は節目の第30期に当たる今期(2014年5月期)、中期目標であった売上高1000億円達成がほぼ確実な状況になったことから、5月21日に新事業年度がスタートすることを契機に代表取締役社長の若返りを図り、さらなる企業成長を目指す。
新社長に就任する宏憲(ひろのり)氏は、桂生会長の長男で、1972年4月生まれの41歳。東京理科大学卒業後、大塚製薬に入社。03年にクスリのアオキに入社、管理部長、人事教育部長、調剤事業本部長、営業本部長などを歴任し、10年8月に代表取締役専務兼営業本部長兼営業推進室長、12年5月から現職。
組織変更
[1]来期以降の成長戦略を新社長の指揮のもと、より機動的に業務執行を行うため、営業本部を「店舗運営本部」「商品本部」「開発本部」の3本部に分離し、「管理本部」と合わせて4本部体制とする[2]出店エリアの拡大に伴い「北陸店舗運営部」「信越店舗運営部」「北関東・東海近畿店舗運営部」に再編[3]営業本部の営業推進室内に配置していた業務改革グループを「業務改革部」に昇格させ、店舗運営本部内に配置し、より一層の店舗運営合理化を推進する。
[4]営業本部内の営業推進室を「MD企画部」として機能再編し、商品本部内に配置。管理本部内のIT・物流推進部は「IT・物流課」としてMD企画部内に移管。MD企画部内にはこのほか「販促課」「MD課」「生鮮運営課」「レイアウト課」を配置し、営業力向上のための企画・支援機能を強化する[5]立地開発グループ、建築グループを「立地開発部」「建築部」にそれぞれ昇格し、開発本部内に配置[6]人事教育部は「人事部」に名称変更し、教育採用課を「採用課」と「教育課」に分離。
人事
取締役兼常務執行役員管理本部長八幡亮一(新任取締役候補)、専務執行役員店舗運営本部長青木孝憲、取締役兼常務執行役員開発本部長兼立地開発部長三沢康司、常務執行役員商品本部長吉野邦彦、執行役員北関東・東海近畿店舗運営部長中村正、執行役員MD企画部長亀丸博史(新任)
なお、5月20日付で取締役兼常務執行役員コンプライアンス推進室長垣内伸彦、取締役兼執行役員薬事担当部長澤野和彦の両氏が辞任する。