第一三共は、代表取締役会長の庄田隆氏が相談役に退き、取締役副社長執行役員佐藤雄紀氏と坂井学氏が代表取締役に就任する人事を内定した。経営陣の世代交代を図り、持続的な成長を図るため。6月23日の取締役会・株主総会後に正式に決定する。
佐藤氏は、1950年生まれの64歳。74年に三共に入社、2004年に大阪工場長、06年に平塚工場長、07年にサプライチェーン企画部長を経験し、第一三共合併後の09年に常務執行役員製薬技術本部長に就任。今年4月からは取締役副社長執行役員総務・人事本部長兼法務・CSR本部長兼サプライチェーン本部長を務めていた。
坂井氏は、1949年生まれの65歳。74年に第一製薬に入社、03年に経営推進部長を務め、05年に第一三共執行役員経営管理部長、10年に常務執行役員グループ経営管理統括、12年に専務執行役員管理本部長、今年4月から取締役副社長執行役員管理本部長を務めている。