◆国内製薬大手は、新薬中心の事業構造改革を急ぐようになってきている。コア事業から外れた領域は、他社への売却などで本体から切り離すなど、経営のスピード感がここに来て一気に迅速化している
◆武田薬品は、減収が続く国内事業をテコ入れした。イスラエルのテバ社との間で長期収載品とジェネリック医薬品の国内合弁会社を設立。これは、特許切れ製品でグローバル企業同士が手を組む新たな枠組みだ。これまで以上に新薬事業への集中が必要と判断した
◆エーザイは、癌・中枢で勝負をかける。消化器領域で味の素製薬との合弁会社として新会社「EAファーマ」を設立した。さらに診断薬子会社「エーディア」、原薬子会社「エーザイフード・ケミカル」を売却。来年度からの中期経営計画を見据えた動きだ
◆その一方アステラス製薬は、新規領域に進出する。グローバルの皮膚科事業をレオ・ファーマに売却し、米再生医療ベンチャーを果敢に買収した。外部提携はこれまでも行ってきたが、ついに再生医療に本腰を入れた。
すすむコア事業への集中
2015年12月04日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿