
ライオンは、胃痛・胃もたれ・むかつきなどに対応した胃腸薬「スクラート」シリーズの新製品として、水なしで飲む液タイプの「スクラートG」(第2類医薬品)を20日から新発売する。有効成分のスクラルファートが患部に直接貼りつき修復・保護する処方により、胃酸の逆流などで胸がやける症状や胃痛に優れた効果を発揮する。
近年では食の欧米化だけでなく、ストレスや不規則な生活も背景となって、胃酸の逆流を感じる人が結構多く、今後もさらなる増加が予測されるという。同社が行った調査では、胃酸の逆流を感じる人は「胸がやけて痛い」59%、「夜中に気持ち悪くなる」46%、「朝起きた時に不快感がある」40%、「胸元が熱くなる」38%など、主に胸元に不快な症状を、夜から朝にかけて感じていた。
さらに、これらの症状に対して、3人に2人は市販の胃腸薬を使用しており、市販の胃腸薬に対して8割超が「すぐに効く」こと、7割が「胸元がスーッとする」ことを求めていたという。
同社の「スクラート」シリーズは、何とかしたい胃痛・特に空腹時に痛む症状にも効果的な「スクラート胃腸薬」(顆粒、錠剤)、体質や加齢・食生活の影響からくる胃痛・胃もたれ・むかつきに効く「スクラート胃腸薬S」(散剤、錠剤)のラインナップで、現代人に多い胃の痛みや弱った胃、空腹時の痛み、食前・食後の痛みやむかつきなど、胃痛の様々なタイプに対応している。
新たに同シリーズに加わった「スクラートG」は、荒れた患部に製剤が留まりやすい“クイックカバー処方”(スクラルファート+粘膜付着性ゲル)を特徴とする。
有効成分スクラルファートが荒れた患部に直接貼りつき、患部を修復。さらに、胃酸の攻撃から胃粘膜を保護する。そして同社が独自に開発した粘膜付着性ゲルが、粘膜中のムチンと絡み合って患部に留まり、胃酸などの攻撃から粘膜を効率的に保護する。
スクラルファートのほか、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、コウボク流エキス、ソウジュツ流エキスの5種類の有効成分を含む液体製剤で、初めて「就寝前」の用法の承認も取得しており、睡眠中に感じやすい胸やけなどのつらい症状にも対応する。メントールによるスーッとした爽快感が素速く広がり持続し、飲みやすいグレープフルーツ味。1回1包5mLのアルミスティック包装で、水なしでどこでもサッと飲める。
成人(15歳以上)1回1包を1日3回、食前または食間・就寝前に服用する。税別希望小売価格は6包950円。